東京支部お知らせ
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2022/12/13 アステラス俳句会報(第328号)

アステラス俳句会報

令和4年9月(第328号)

 

月例句会 令和4年9月16日

<兼題> 「秋晴」「新米」

今回の自薦句は社友59号に掲載予定です。

 

  • ** 天賞・高得点(3点句以上)***

新米炊く仕上シンプル塩にぎり         保代

新米や何もいらない塩むすび          光雄

早稲の飯むすびの中は明太子          三省

稲穂架け汗と笑顔の握り飯           憲康

朝一番朝顔咲くを数ふ日々           能宥

秋晴れの色どこまでもどこまでも         保代

秋晴れや横浜港に飛鳥Ⅱ             龍郎

秋晴れや夕富士沈め山中湖           吉春

秋晴れや飛行機雲は一直線           光雄

ベランダで眺む名月海の上           吉春

忘れずにいつもの土手に彼岸花         荂

居酒屋も芒と団子で客を待つ           荂

静寂の夜半色取る虫しぐれ           吉春

秋晴れにマスク外すや丘のうえ         能宥

  • ** 出句一覧(五十音順) ***

 

<天瀬光雄>

新米や何もいらない塩むすび

新米の入荷の知らせ定食屋

秋晴れや飛行機雲は一直線

秋晴れやシ二ア割引き秘湯旅

 

<小谷吉春>(欠席投句)

秋晴れや夕富士沈め山中湖

ベランダで眺む名月海の上

静寂の夜半色取る虫しぐれ

新米研ぐ未だに残る青さかな

 

<志田省三>

日暮れ時急に鳴き止む蝉しぐれ

秋晴の空に立漕ぎ女学生

早稲の飯むすびの中は明太子

涼しさに猛暑忘れる色なき風

 

<島村能宥>

朝一番朝顔咲くを数ふ日々

秋晴れや尊徳像に至誠の字

今年米炊き方ただす楽しさよ

秋晴れにマスク外すや丘のうえ

 

<田中保代>

新米や仕上げはシンプル塩にぎり

秋晴れの色どこまでもどこまでも

透きとおる空気の中の秋の寺

新米炊く菜はぬか漬け母ゆずり

 

<玉木憲康>

秋の田のすすきを刈て一周忌

稲穂架け泥と笑顔の握り飯

比内鶏たんぽの焼けるいろり端

寝顔見て秋晴詰めてリュック添え

 

<花里 荂>

秋晴れや雲の白さが目をうばう

青くさい新米炊いて塩むすび

忘れずにいつもの土手に彼岸花

居酒屋も芒と団子で客を待つ

 

<古川龍郎>

新米の美濃ささにしき賜わりぬ

秋晴れや横浜港に飛鳥Ⅱ

秋晴れやゴットファーザーの一周忌

新米も水の都のお蔭様

 

<本郷宗祥>(欠席投句)

とんぼうの飛び交う川面黒い影

新米の一番押しは塩むすび

秋晴や友と語らひ山歩き

山道の一株ひそと水引草

 

 

次回句会;11月25日

兼題;「立冬」 「おでん」

 

今後欠席者は一報願います。

欠席投句される方は社友会へのFaxでお願い致します。

 

アステラス俳句会報

第328号

令和4年9月18日製

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