

5月29日金曜日に奈良斑鳩(いかるが)の聖徳太子ゆかりの法隆寺と中宮寺の散策ツアーを行いました。聖徳太子が607年に創建した法隆寺は聖徳太子が622年に亡くなり、643年に一族も豪族により滅亡させられたあと、日本書紀の記載のとおり670年に焼失したことが昭和14年の発掘調査で判明しています。現存の世界遺産で世界最古の木造建築の法隆寺は700年頃に再建されたもので、誰が再建されたのか分からないなど謎の多い寺院と言われています。
法隆寺は参加者の多くは学生の頃に遠足か修学旅行で訪れ、当日も遠足の小学生に半世紀以上前の自分を重ね合わせて拝観しました。(写真①) 金堂、五重塔とギリシャ神殿の柱と同じエンタシスと呼ばれる真ん中下が膨らんだ回廊は1300年前の檜でできており、回廊の柱を触って見ると一部補修したあとはありますが、またまだしっかりとしていることが分かりました。
宝物殿で百済観音や玉虫厨子などの多くの国宝や重要文化財を見学後、西院伽藍から少し離れた東院伽藍に移動し、739年に聖徳太子の供養堂として建立された夢殿を拝観しました。(写真②)八角形の建物はどこかで見たことがあったと思いつつ、夢殿を一周した最後にお札が飾られていました。夢殿が透かしに入った聖徳太子の旧一万円札は昭和33年から昭和61年まで発行されており、随分と豪華なお札だったので海外で何気なく両替したときに、外国の人に驚かれたことを思い出しました。
夢殿に隣接する尼寺の中宮寺では、モナリザやスフィンクスと並んで「世界三大微笑(アルカイック・スマイル:口元のみの微かな微笑)」と言われている飛鳥彫刻の最高傑作、菩薩半跏思惟像(はんかしいぞう:台座に腰掛け、片足をもう一方の膝の上に乗せて指を頬に当てて深く思索する像)を拝観しました。展示されている部屋が薄暗く、五月にしては強い陽射しに慣れた目にはあまり詳しく見ることはできなかったのが残念でした。(写真➂)
散策後は南大門近くのレストランで法隆寺をバックに一番人気のホタテの釜飯を頂きました。参加者約130名に炊き立ての釜飯を提供頂き、ホタテが苦手な方5名には鶏釜飯を用意頂きました。レストランの皆様には大変お世話になりました。(写真④)
ガイドさんによっては鐘の音を聴かせて頂いたグループもあったようです。また参加者の方から十七条憲法の「以和為貴」(和を以て貴しとなす)の素晴らしい御朱印を見せて頂きました。各人が半世紀ぶりにそれぞれ違う楽しみ方をされたことを世話人一同願いつつ帰宅の途につきました。
次回は11月27日(金)、滋賀の「紅葉の三井寺散策」を計画しています。
ご参加、お待ちしています。
投稿者:古川猛
世話人:上田佳子、片山ひろみ、鎌田正稔、熊野史夫、白橋光臣、増田光男
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