

あすてらす俳句会報
令和7年5月(第357号)
5月吟行(日比谷公園)及び句会 令和7年 5月23日
春日和の中6名の参加で日比谷公園での吟行を実施致しました。昼食は、いつもの松本楼で歓談しながら楽しみました。
** 天賞・高得点(3点句以上)***
全18句のため4天句、内1天賞を選出しました。
6月句会の季語として、扇風機、バナナと致しました。
- ** 天賞・高得点(3点句以上)***
バラ咲ける都会の中のオアシスに 保代
走る子の土の匂ひや青葉風 三久(*フル6天賞)
バラ香る日比谷の森に色そえて 保代
新緑や日比谷の森の深呼吸 保代
パンダ鯉池底さらう薄暑かな 彌粆
- ** 出句一覧(五十音順) ***自薦句は◎印
大井どんどん
雀始巣鳴き声可愛い信号機
春日和園児の笑顔日比谷團
春日和写真家競う池湖畔
大野彌粆
公園の木々を渡るや風薫る
雲形池青葉ひらりと淵をこえ
パンダ鯉池底さらう薄暑かな
田中保代
新緑や日比谷の森の深呼吸
バラ香る日比谷の森に色そえて
バラ咲ける都会の中のオアシスに
玉木憲康
再びの若葉の透ける松本楼
噴水も百年経つのかカバーされ
サンダルを素足でデート風薫る
花里 芲
刈りたての芝草いきれの公園
大小と数色のバラあざやかに
濃い緑薄い緑の若葉かな
三浦三久
走る子の土の匂ひや青葉風
風薫る木々の小窓に薄あかり
行水のどこから洗う烏かな
次回:令和7年6月27日(金曜日) 午後1時~句会
今回、勉強になったこと。(掲載順に)
No.1、サンダルを素足でデート風薫る
カップルで、この季節に既にサンダルを履いている方がおられ季節を読まれた
No.4、バラ咲ける都会の中のオアシスに
都会の中にこの日比谷の町中に憩いを感じて読まれた句
No.6、雀始巣鳴き声可愛い信号機
雀始巣:皆が知らないだろ言葉には、ふりがなを事前に付けた方は良い。
「じゃくしすう」、さえずりは、子供の鳥の声なので雀が巣を作っている状況の
時には、「さえずり⇒鳴き声」の方がよいのでは?とのご意見
信号機に巣を作っていると想像は難しい?
No.8、走る子の土の匂ひや青葉風
参加者6名全員から天賞に推薦された!!!
走る子、と、土の匂いで躍動感が伝わり、土の香りが伝わる良い句との皆様からの評価でした。
No.9、バラ香る日比谷の森に色そえて
都会の中にこの日比谷の町中に憩いを感じて読まれた句
令和7年5月23日製
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