

あすてらす俳句会報
令和7年8月(第360号)
8月句会 令和7年8月22日
今年1番の真夏日の1日、5名と欠席投句3名の参加で合評の際も素人ながら意義深い論議を交わしながら句会は進みました。
来月は一月遅れの納涼会(鳥貴族)を計画しております。参加出来る方は予約の都合もありますので連絡下さい。
今月の兼題 「天の川」「夏の花」
- ** 天賞・高得点(3点句以上)***
スイカズラ散りあせてなお虫集く 彌紗
今宵こそ一夜限りの月下美人 banban
地域ごと受け継がれ行く盆踊り 保代
我のぞむ銀の舟ゆく天の川 保代
触れもせで爆ぜ驚かす鳳仙花 遊雅
揺れる影マイムマイムで星涼し 遊雅
- ** 出句一覧(五十音順) ***
大井どんどん(欠席投句)
送り火や魂帰る墓の下
風揺れる青空届く向日葵や
天の川今年も逢えたぺガアルタイル
天の川廻り逢えねばいと悲し
大野彌粆
鷺草は路地に舞う鳥母の花
八ヶ岳闇によこたふ大銀河
幾千の波を越えたか海の月
スイカズラ散りあせてなお虫集く
川﨑遊雅
故郷にて久しくまみゆ天の川
心地よき疲れ覚えて山滴る
触れもせで爆ぜ驚かす鳳仙花
揺れる影マイムマイムで星涼し
田中保代(欠席投句)
地域ごと受け継がれ行く盆踊り
我のぞむ銀の舟ゆく天の川
向日葵の種をかみしむ酒の友
家中にばらの香残して花散りぬ
馬場banban(欠席投句)
今宵こそ一夜限りの月下美人
天の川億年前の光かな
若者の視聴率なき終戦忌
墓参り昨日のように手を合す
花里 荂
丹精に棚飾りされアマリリス
天の川けふは逢えるか天仰ぐ
大宗匠冥福祈り底紅を
雷も光と音で競演を
古川龍郎
天の川夜の富士山美しき
山温泉パンツ一枚天の川
大垣城北にそびえる天の川
紫陽花や雨の重さで良き色に
三浦三久
天の川見果てぬ夢もありにけり
祈りとは叶えるものと天の川
夢はいつか星になること天の川
酒の肴を友と決めた日酔芙蓉
次回:令和7年9月26日(金曜日) 午後2時~
兼題 「鬼灯」「水澄む」
令和7年8月24日作成
« 前の記事へ | 一覧へ | » 次の記事へ |