

あすてらす俳句会報
令和7年12月(第364号)
12月句会 令和7年12月19日
師走、12月となり急に寒くなって来ました。年末ももう直ぐです。皆様、お元気にお過ごしでしょうか?
大阪の俳句のWeb上での保存方法を東京でも今後検討したく思っています。
維持費もかからないのでBestに思われます。
- ** 天賞・高得点(2点句以上)***
シクラメンはにかむ気持クリスマス 大井どんどん
孫六人逃げたい気持クリスマス 久保田いち
もみの木の香ほのかなクリスマス 本郷宗祥
胸はずむひとりひとりの聖夜劇 三浦三久
霜おりて薄化粧する河川敷 三浦三久
本堂で聖夜を祝う園児たち 川崎遊雅
年の瀬や欠けゆく月もあわただし 大野彌粆
空翔ける聖夜のソリは夢をのせ 大野彌粆
- ** 出句一覧(五十音順) ***
自薦句は◎印
大井どんどん
虫も寄る色に引かれてポンセチア
二十代恋人サンタ懐かしむ
プレゼント子供はしゃぐサンタ来る
◎シクラメンはにかむ気持プレゼント
大野彌粆
◎空翔ける聖夜の夜のソリは夢をのせ
降り注ぐ木の葉にまみれ犬はしゃぐ
木守柿残る実のない熊の里
年の瀬や欠けゆく月もあわただし
久保田いち
◎孫六人逃げたい気持クリスマス
シクラメン悲しいほどに昭和感
早寝するボッチ静かなクリスマス
川﨑遊雅
何処から鐘の音聞こゆ聖夜かな
◎本堂で聖夜を祝う園児たち
行く道に我もなりたや帰り花
長く見ぬ義士討ち入りの日のドラマ
田中保代
戦災児全てにとどけクリスマス
満開の茶の花葉陰に見えがくれ
◎今年また実なき南天日を抱く
老女二人ケーキとワインのクリスマス
花里 荂
台湾のポインセチアはバス目線
◎肩すくめ散歩の二人息白し
歩きつつパット華やぐ冬薔薇(ソウビ)
クリニックオーナメントはクリスマス
本郷宗祥
◎柊の白く光りて小さき花
もみの木の香ほのかなクリスマス
垣照らす薄桃色の紅椿
玉木憲康
クリスマスリースに門松同じ色
◎田を背にし神社の黒松しめ飾り
師走入り紙の門松ゆらゆらと
暖冬のサンタは袖を巻いたるか
三浦三久
◎胸はずむひとりひとりの聖夜劇
ありったけのひかりあつめて返り花
霜おりて薄化粧する河川敷
くり返すいのちの巡り落葉舞ふ
次回:令和8年1月31日(金曜日) 午後1時~:変更になっていますので注意
兼題 「冬の鳥:All」と「新年に関わること(何でもOK)」
独り言
今日の勉強になったかなポイント
6:シクラメンはにかむ気持プレゼント
はにかむ:心許ない気持ちと、その後の気持が、重なるのではないか?とのご意見もありました。
読み手の意志としては、シクラメンの花言葉には、はにかむ気持ちの意味があり、それをプレゼントしているという気持ちを分かって欲しいとの趣向の句です。
7:孫六人逃げたい気持クリスマス
6人もお孫さんがおられれば、クリスマスプレゼントにお年玉と大変だろうとの同意
12:歩きつつパット華やぐ冬薔薇
道ばたの花をイメージ、薔薇は、そうびと謳う
14:行く道に我もなりたや帰り花
帰り花:初冬の花として活用された
15:ありったけのひかりあつめて返り花
5,7,の部分をひらがなにすることで、柔らかなイメージを出したかった意向
ありったけ、と、あつめて、は同義語ではないかとのご意見もありました。
21:クリニックオーナメントはクリスマス
オーナメントは季語にはならない。飾り付けの掛けるものであり季節感なし
25:本堂で聖夜を祝う園児たち
本堂=仏教徒のお寺、神社を意図した場所でのクリスマス行事の聖夜を歌うミスマッチと日本の
許容力について謳った句
令和7年 12月19日製
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